私たちは長年、一斉授業の講師をしてまいりました。一斉授業では一定の単元を一定の時間で指導していくため、年間カリキュラムがきっちり組まれます。クラスの誰かが理解できなくても、そこでゆっくり授業するわけにはいかないのです。計画通りに機械的に先に進むしかないのです。そこで一斉授業の講師は、短時間でいかにわかりやすく説明するかを考えます。でも、どんなに頑張ってもついてこられない生徒が必ず出てくるのです。生徒の学力に差があるわけですから、どこかで必ず切り捨てざるを得ない生徒が出てくるのです。
そこで、講師は一斉授業の後に理解できていない生徒に「1対1」で教え始めます。ところが一人10分でも5人に教えれば50分がたってしまいます。毎回毎回こんな事をやっていられませんし、基本的理解ができていない子にとっては焼け石に水です。
しかし、この個別指導の中から時々目を見張る効果が現れる事があります。講師の熱意にそれまで何となく勉強していた生徒が成績を上げようと目的意識を持って勉強し始めます。成績が上がり出し、成績が上がればおもしろくなり、もっと勉強し、そのうち勉強のコツを身につけてしまいます。そして、その時この生徒はもっと大事なことを発見しているのです。「信頼できる先生が自分にはいること。」「自分には自分でも気づかないような能力が秘められている事。」「目的意識を持ってやれば必ず目標が達成できる事。」を。
これが私達の考える個別指導の原点です。授業・教材・チェックテスト・やる気を引き出す方法など、個別指導には個別教育のノウハウがあります。私達は子供を評価し、選別する教育ではなく、子供と講師が信頼し合い、講師が子供の中に眠っている能力を引き出す手伝いをし、一人の子供も見捨てる事のない教育を創り出し続けていきたいのです。
私達は常に子供の可能性を見守り続け、決して見捨てません。
一人ひとりがかけがいのない命です。
一人ひとりの子供達を大切にしていきます。
個別指導マイスター学院 塾長